幼児期は、脳の神経回路が柔軟に形成される時期のため、運動コントロール(調整)能力が特に伸びやすい時期です。
幼児期にこの能力を高めておくことは、大きくなってからも様々な運動をスムーズに習得できる先伸びする力(運動神経のよい子)を育てることに繋がります。
最近の5歳児の動きは親世代の3歳児に相当するといわれており、動きの未熟な子どもが増えています。
幼児期の運動は、健康、体力・運動能力といった体の面だけでなく、自我や社会性や認知的能力など、心の発達にも大きな影響を与えることが明らかになっています。
このテストの開発に中心的な役割を果たしてきた故・松田岩男先生、故・近藤充夫先生、杉原隆先生の3名のイニシャルをとって名付けられました。
この運動能力テストは4、5、6歳の幼児を対象とし、25m走(または往復走)、立ち幅跳び、ボール投げ、両足連続跳び越し、体支持持続時間、捕球の6種目で構成されています。このテストの最大の特徴は、1966年以来研究が積み重ねられた幼児を対象とした全国標準を持つ日本で唯一の運動能力テストであるということです。
判定基準は北海道から沖縄にいたる全国の幼稚園・保育所等に通う約12,000名の幼児測定値を基に作成されています。測定の結果は、全国標準によって運動能力全体と各種目について1~5点の5段階で判定できます。
日本全国の幼児と比較して発達の進み具合が判定できるのはこのテストだけといっていいでしょう。
本商品は、これらの研究成果をもとに初めて商品化したものです。
幼児運動能力研究会
(東京学芸大学名誉教授、
(財)田中教育研究所長)
小社は1948年に創立した、高校教科書をはじめとする教育・学術図書の総合出版社です。時代のニーズに対応した多彩な商品を開発し、進路適性検査商品、大学受験小論文添削商品、メディア商品等も提供しております。
また、教育への貢献とともに児童・生徒の“体力づくり”の重要さに着目し、1973年に文科省学習指導要領に準拠したコンピュータによる「データ集計・分析システム」を開発。
40年以上の実績を持つ体力テストのパイオニアとして幼児から高齢者まで幅広い年齢層の方の健康づくりに寄与する商品を展開しております。