FAQ

皆様からいただいたご質問のうち,内容的に多いものを中心に掲載しています。


FAQ
Q1.
中学校・高等学校の新体力テストでは測定にかかる時間が短縮できると聞きましたが実際にはどれくらいの時間がかかりますか?
Q2.
20mシャトルランはどの位測定時間がかかりますか?
Q3.
20mシャトルランの最大酸素摂取量とは何ですか?
Q4.
BMI指数とは何ですか?
Q5.
新体力テスト上体おこし Q&A
Q6.
新体力テスト長座体前屈 Q&A
Q7.
新体力テスト20mシャトルラン Q&A
Q8.
新体力テスト立ち幅とび Q&A

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Q1
中学校・高等学校の新体力テストでは測定にかかる時間が短縮できると聞きましたが実際にはどれくらいの時間がかかりますか?
学校の規模・選択種目・器具の数にも関係しますので、一概には言えませんが、ここでは1クラス40名で試算した時間で比較してみます。中学・高等学校では種目数が12種目から8種目になったことで単純に計算しても2/3となり、現行テストではかなり短縮できそうです。また、持久走と20mシャトルランの選択や立ち幅とびが室内でも測定可能となったため、雨天による影響も緩和でき、スケジュール調整が楽になることも期待できます。

(旧テスト)合計 5時間(新テスト)合計 3時間
反復横とび・握力・背筋力1時間反復横とび・握力・長座体前屈・上体おこし1時間
立位体前屈・伏臥上体そらし・踏み台昇降運動1時間
50m走・ハンドボール投げ1時間50m走・ハンドボール投げ・立ち幅とび1時間
走り幅とび・懸垂1時間
持久走1時間持久走or20mシャトルラン1時間

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Q2
20mシャトルランはどの位測定時間がかかりますか?
文部科学省の公示する平均データを見てもらえれば判るとおもいますが、

男子の場合
 小学校1年生  ・・・ 3分位
 小学校6年生  ・・・10分位
 中学生     ・・・13分位
 高校生     ・・・14分位

女子の場合
 小学校1年生  ・・・ 3分位
 小学校6年生  ・・・ 8分位
 中学生     ・・・ 9分位
 高校生     ・・・ 9分位

で殆どの人(全体の96%以上)は測定が完了する予定です。

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Q3
20mシャトルランの最大酸素摂取量とは何ですか?
3分以上走る運動を続けるためには足の筋肉に酸素を送り続ける必要があります。
酸素の補給が不足してくると、筋肉が重く感じられるようになり、走るスピードも低下してきます。
筋肉に酸素補給する仕組みには、肺、心臓、血管、筋肉での代謝などの能力が関係していて、これらの総合能力として最大酸素摂取量の値を見ると評価できます。
最大酸素摂取量が小さいと少しスピードを上げただけで、筋肉の要求する酸素の量を補給できなくなり、筋肉は疲れてしまいます。酸素の補給能力の高い人はスピードが速くなってきてもそれに見合った酸素補給ができ、筋肉が疲れないのでさらに速いスピードで走れます。
20mシャトルランの得点が高いと言うことは早いスピードに対応できると言うことですから、酸素の補給能力が高いということを示しています。

最近、最大酸素摂取量が高い人(持久的能力が高いと言い換えることができます)は病気にもなりにくいということがわかってきました。最大酸素摂取量を測るには特殊な装置が必要なので、学校などで多くの人を対象に測るときには、最大酸素摂取量と関係の深い「20mシャトルラン」を利用すれば持久的能力(最大酸素摂取量)の評価ができるということで、1500m走(男子)や1000m走(女子)とあわせて測定項目に挙げられています。

- 徳島大学 総合科学部 小原 繁先生にご回答いただきました。 -

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Q4
BMI指数とは何ですか?
BMI(ボディ・マス・インデックス)指数は、別名カウプ指数ともいい
「BMI指数=体重(kg)/(身長(m)×身長(m))」
で求めます。
これまでも肥満を判定する指数はいろいろありましたが、肥満かどうかは体脂肪率により判定するもので、全身の脂肪の量を測定することが必要です。しかし、一般の人が体脂肪率を正確に測定することは検診などを受けなければ難しいため、身長と体重を基にして肥満の程度を測定する方法として今注目をあびています。
このBMI指数と病気との関連を調べると、最も病気にかかりにくいのは、男女ともBMI指数がほぼ22の人達で、これにプラス20%を超えた値になると有病率がアップします。
そこで、22を標準値とし、20%以上を肥満とする。これが日本肥満学会などで現在用いられている判定基準です。
このことから、標準体重(理想体重)は自分の身長(m)を2乗して22を掛け合わせることで算出できます。

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Q5 新体力テスト 上体おこし Q&A
Q.体型によって両肘が両大腿部につかない場合はどうすればよいですか。
A.腹部等がじゃまになって、「両肘と両大腿部がつくまで起こす」ことが困難な場合は、両肘と両大腿部がつくように努力して上体が垂直になるように起こしてください。その際、体が起きていれば1回とカウントしてかまいません。
Q.体型によって肩甲骨がマットにつかない場合はどうすればよいですか。
A.背中がつけば1回とカウントしてかまいません。
Q.背中(肩甲骨)がマットについた判定が難しい場合はどうすればよいですか。
A.確認しづらい場合は、もう一人測定者を準備し、一人はマットにつくかどうか、一人は両肘と両大腿部がつくかどうかを判定するなどの工夫をしてください。
Q.補助者の補助の仕方を教えてください。
A.補助者は被測定者の足の上に腰をおろして、下腿を抱え、膝の角度が変わらないように注意してください(膝の角度は90度が基本です)。それでも、角度が変わってきたら被測定者に注意を与えてください。膝の関節角度が大きくなると、腰に負担がかかる上に、上体起こしが実施しにくくなります。
Q.両膝が開き気味になった場合はだめですか。
A.しっかり固定して、やり直してください。
Q.膝の角度を90度に保つのはどうしてですか。
A.腰にかかる負担を少なくして、テストによる腰痛の発生を防ぐためです。
Q.上体起こしの回数をはかることによって何がわかりますか。
A.これは腹部筋群の筋力/筋持久力をみるテストです。この部分の筋群の発達状態は腰痛予防にもつながりますので、単に腹筋の筋群の筋力/筋持久力をみるだけでなく健康関連体力をみる意味もあります。
Q.上体起こしは、高齢者にとってどんな意味があるテストですか。
  また、できない場合はどうすればよいですか。
A.このテストは筋力/筋持久力をみるものですが、高齢者にとっては、自分の身体をコントロールする能力の一つ(仰臥姿勢から起きあがれるか否か)をみるテストとしても重要な意味があります。また、規定の姿勢で起き上がることが「できる」か「できない」かをみて、「できる」人は何回できるかを調べるものですから、「できない」人に実施させようとしたり、無理してがんばらせることは避けてください。

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Q6 新体力テスト 長座体前屈 Q&A
Q.体の大きさ(身長等)が測定値に影響するのではないですか。
A.初期姿勢を0とし、そこからの移動距離を計測するのですから、正しい初期姿勢をとれば、影響はでません。
Q.箱が測定中に横にずれてしまった場合はどうすればよいですか。
A.やり直してください。要項にあるように、箱がスムーズに滑るように床面の状況に気を付けてください。また、ガードレールを付ける等の工夫をしてください。
Q.足の大きいものは、足先が引っかかってしまうのでないですか。
A.要項にあるように、靴を脱いで実施してください。また、足首は固定しないでください。
Q.頭は壁につけなくてよいのですか。
A.体型・年齢等の関係で難しい場合があります。背筋を伸ばすことが大切です。
Q.なぜ親指と他の指で厚紙を挟んではいけないのですか。
A.上肢の筋肉によけいな緊張をおこさせないためです。
Q.なぜ立位体前屈でなく、長座体前屈なのですか。
A.立位体前屈と比較して、幅広い年齢層にとって測定上安全であり、また、精神的負担も少ないからです。
Q.高齢者の腰の曲がっている人で壁に背・尻をぴったりとつけることが難しい場合にはどうすればよいですか。
A.できる範囲で初期姿勢の規定をとるように指示してください。

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Q7 新体力テスト 20mシャトルラン Q&A
Q.ライン到達の判定が難しい場合はどうすればよいですか。
A.判定が難しい場合は3人一組になり、2人がそれぞれのラインの判定をするなどの工夫をしてください。
Q.電子音からの遅れが1回の場合、次の電子音に間に合い、遅れを解消できれば、テストを継続できるとありますが、間に合わなかったときは、その場で向きを変えて次の折り返しまでに遅れを取り戻せればよいのですか。
A.一度間に合わなかったラインまで走り、次の折り返しまでに遅れを取り戻すことができた場合です。。
Q.普段運動をしていない人にとっては、運動の強度が強すぎるのではないですか。
A.テストの中止は本人の主観に委ねられています。運動の強度が「きつい」あるいは「もう限界だ」と感じたところで、運動を中止することができます。走る速度ははじめはゆっくりとした速度から約1分ごとに速くなっていくので、主観的に努力してがんばるのはテストを中止する前の3~5往復のみです。テスト実施前には、ウォーミングアップを十分に実施するとともに、決して無理をしないよう十分に注意してください。また、初めてテストを実施する人には2~3往復程度の練習をさせてください。

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Q8 新体力テスト 立ち幅とび Q&A
Q.屋内で実施する場合、マットと床の段差分、測定値に差がでるのではないですか。
A.マットの高さは、測定値の誤差の範囲です。
Q.床からの踏み切りではなく、マット上からふみきってもよいですか。
A.マットが二度ずれる原因となり、誤差が大きくなります。また、危険回避の面からも踏み切り時にマットがずれることは望ましくありません。

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