3 適応と自我の形成
1 欲求と防衛機制
・適応……欲求を満たすために環境(対人関係など)に対して適切な働きかけを行うこと→適応状態
・欲求……行動の原動力。動機→行動へつながる
人間が持つ基本的欲求……生理的欲求(一次的欲求)と心理社会的欲求(二次的欲求)
マズローの欲求階層説……欲求は基礎的欲求から高いレベルの欲求へ移行する
・欲求不満(フラストレーション)→ 欲求不満を回避する働き→防衛機制
欲求不満に対しては、合理的解決、近道反応、防衛機制の三つの適応がある
・葛藤(コンフリクト)……複数の欲求があり、選び、行動できない状態。三つのタイプがある
→防衛機制……欲求不満に陥ると、その状態を抜け出そうとして無意識的にとる行動
→抑圧・合理化・同一視・投射(投影)・反動形成・逃避・退行・置き換え(代償・昇華)
2 自我の形成と他者
・知る主体としての自己(I)と知られる客体としての自己(me)(アメリカの心理学者ジェームズ)…自己の二重性
・鏡映的自己(アメリカの社会学者クーリー)……他者という鏡に映し出された自己
・一般化された他者(アメリカの社会心理学者G.H.ミード)……共同体や社会の規範