150 インフレーション(インフレ)(p.165)
物価が継続して上昇する現象。需要が供給を上回るために生じるディマンド・プル・インフレ、人件費や原材料費など生産コストの上昇によるコスト・プッシュ・インフレなどがある。
151 スタグフレーション(p.165)
不況とインフレーションが同時進行する現象で、景気が悪いのに物価上昇が続く。二度の石油危機に際してこの現象がみられた。
152 デフレーション(デフレ)(p.165)
インフレとは逆に、物価が継続して下落する現象。有効需要が総供給量より小さいことがおもな原因とされる。生産が低迷するため、賃金低下や失業者増大をまねき、景気後退や不況に結びつくことが多い。
153 デフレスパイラル(p.165)
デフレの悪循環のこと。物価の下落は企業の利益を減らし、賃金も下がる。そのため、家計が苦しくなり消費が控えられる(需要の減少)。このように、物価の下落と景気の後退がらせん状に繰り返される状態をさす。
154 景気変動(p.167)
資本主義経済下で好況、後退、不況、回復の4つの局面を繰り返すこと。その原因としては、短期的には需要と供給のアンバランス、長期的には技術革新などが考えられる。