p6-9 政治と法の意義と機能

1 国家の三要素(p.7)


国際法上、国家として認められるには、一定の領域(領土、領空、領海)、国民、主権が必要となる。これが「国家の三要素」である。

2 夜警国家(p.7)


政府の役割を治安・国防などに限定して必要最小限のはたらきをする国家のこと。消極国家ともいわれる。市場原理を生かし、政府の役割を最小限にすべきという「小さな政府」論を、ラッサールが批判的に述べたことば。

3 福祉国家(p.7)


国民に最低限度の生活を保障するために、経済活動に積極的に介入して、社会的弱者を救済する役割を行う国家のこと。積極国家ともいわれる。

4 法(p.8)


一般的には、社会秩序維持のために、国家などの権力によって定められたもので、強制力を伴う。

5 民法(p.9)


市民生活に関するルールを定めたもので、私法に分類される。具体的には、財産(物権・債権)や家族関係(親族・相続)を扱っている。