p133-143経済主体と経済循環
家計からは、企業に対して財・サービスの代金として流れ、また、政府に対して税金として流れている。企業からは、家計に対して賃金・地代・配当・利子といったかたちで流れ、また、政府には税金として流れている。政府からは、企業に対して財・サービスの代金や補助金といったかたちで流れ、家計には公務員の賃金や社会保障給付として流れている。
株式会社は資金調達のために株式を発行し、この資金(資本)をもとに運営している。また、株式の購入者であり会社の所有者である株主に対して、株式会社はその利潤の一部を配当として分配する。
株主は株主総会で議決権をもち、また、会社から配当を受け取る権利をもつ。そのため、株主が直接経営を行うと、みずからの利益追求を図ろうとして独断的で不透明な経営を行う危険性があるから。