●産業構造の高度化(→p.238) 経済が発展するに従って,産業の中心が,農業などの第1次産業から,工業などの第2次産業へ,次いで商業やサービス業などの第3次産業に移っていくこと。これを発見・紹介したイギリスの経済学者の名をとり,ペティ・クラークの法則ともよばれる。
●経済のサービス化・ソフト化(→p.238) 産業のなかで第3次産業の生産額や就業者の割合が増加し,他の産業においても知識や情報などの目に見えないものの重要性が高まること。製造業などの産業においても,企画や研究開発といったソフト部門が重視される。
●技術革新(イノベーション)(→p.238) これまでにない新たな技術や生産方法を考案し導入すること。シュンペーター(1883~1950)は,技術革新(イノベーション)こそが経済発展の原動力であるとした。
●ビッグデータ(→p.239) 従来のデータベース管理システムなどでは記録や保管,管理が難しいような巨大なデータ群のこと。今までは管理しきれないため見過ごされてきたこのようなデータ群を記録・保管して解析することで,ビジネスや社会に有用な知見を得たり,これまでにないような新たなしくみやシステムを産み出したりする可能性があるとされている。