①人間の尊厳と平等
1 実存主義の思想
①キルケゴール……「私にとって真理であるような真理(主体的真理)」を見いだすことの重要性を主張
②ニーチェ……みずからのうちに創造的な意志(力への意志)を見いだし,無意味な人生を創造的に生きる超人の思想
③ヤスパース……乗りこえることのできない限界状況→自己の有限性を自覚
④ハイデガー……人間は「死への存在」→自己の存在を自覚する人間のあり方を「現存在(ダーザイン)」とよぶ
⑤サルトル……「実存は本質に先立つ」「人間は自由の刑に処せられている」→人類に対する責任(アンガージュマン)
2 20世紀のヒューマニズム
①シュヴァイツァー……人間のみならず,すべての生命の尊重→「生命への畏敬」
②ガンディー……インドの独立を指導→不殺生(アヒンサー),真理の把握(サティヤーグラハ)
③キング牧師……アメリカでの黒人公民権運動を指導
④マザー=テレサ……カトリック修道女として,インドで活躍→「死を待つ人の家」「孤児の家」
3 男女共同参画
①ボーヴォワール……女性は,社会や文化によってつくられたものであることを明らかに
→ジェンダー,フェミニズム
②平塚らいてう……日本での明治~昭和期の女性運動家→「原始,女性は実に太陽であった」,青鞜社
③男女共同参画社会をめざした法整備……男女雇用機会均等法(1985年)にはじまり,男女共同参画社会基本法(1999年)で方向性が示される