p.26-27 多様な人々とのかかわり

用語解説

●自民族中心主義(エスノセントリズム)

自民族の文化を最上とし,ほかの民族の文化,生活様式,思考方法などに対して,否定的な価値判断をすること。


●ステレオタイプ

型にはまった行動や思考様式。世界の人々を類型化してとらえることは差別や偏見につながる恐れがある。


●文化相対主義

世界にはさまざまな文化,宗教,習慣をもつ人が暮らしており,それらの違いによる優劣は存在しないという考え方。自己とは異なる他者を認め,他者に対する理解と対話をめざす姿勢や考え方が必要とされる。


●多文化主義(マルチカルチュラリズム)

異なる民族の文化を尊重し,積極的に共存をはかっていこうとする考え方や政策。同じ地域や領土に住む人々でも,言語,文字,宗教,生活風習などは異なっているという前提に立つ。


●ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)

失業,低所得,犯罪,家庭崩壊などにより,孤立していたり排はい斥せきされていたりする人を援護し,社会の構成員として包みこんでいこうとする理念。