p.230-231 いまを読み解く EU統合はどのような未来を描くだろうか
用語解説
第二次世界大戦後,ドイツとフランスの対立解消をめざして,1952年にECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)が設立された。ECSCはEEC(欧州経済共同体),EURATOM(欧州原子力共同体)と統合し,1967年にEC(欧州共同体)となった。1993年にはEUとなり,1999年には共通単一通貨ユーロが発行された。その後,東欧諸国が加盟するなど拡大を続けたが,一方で加盟国間の経済格差や移民対応など,多くの問題をかかえている。2020年にはイギリスが離脱し,現在の加盟国数は27か国となっている。