p.76-77 自由権(2)~人身の自由,経済的自由

問いの解答例・解説

■p.76 課題

問い 人身の自由,経済的自由とはどのような権利で,どのような規定があるのだろうか。

【解答例】 人身の自由とは,人が不当にその身体を拘束されない自由をさす。日本国憲法は,令状主義,黙秘権,遡及処罰の禁止,一事不再理など,詳細な規定を設けている。また,経済的自由は,憲法第22条の保障する経済活動の自由,居住・移転の自由,第29条の保障する財産権などの総称である。


■p.76 資料1・Q

問い なぜ冤罪が起きてしまうのだろうか。

【解答例】 冤罪のおもな原因は,警察の思いこみによる見こみ捜査,長時間にわたる弁護士抜きの取り調べ,自白偏重の捜査などがあげられる。


■p.77 確認

問い 人身の自由にはどのようなものがあるか,三つあげよう。

【解答例】 ①奴隷的拘束からの自由,②適正手続き,③不法な逮捕からの自由 など


■p.77 活用

問い 経済的自由とはどのようなものか,公共の福祉との関係もふまえてまとめよう。

【解答例】 経済的自由に対する法的規制は,社会経済の調和的発展の見地から広範に許されると考えられている。