p.72-73 法と基本的人権の保障

問いの解答例・解説

■p.72 課題

問い 基本的人権と法律は,どのような関係にあるのだろうか。

【解答例】 基本的人権の尊重は憲法に掲げられているが,それだけでは守られない。さまざまな場面を想定して法律を整備し,人権侵害が起きた場合には,司法の場で人権保護,あるいは法律の整備を求めることが不断の努力として必要である。


■p.73 確認

問い 法と道徳の違いをまとめよう。

【解答例】 道徳は,内面的には良心という形で,個人の行為を実施するものであり,道徳的に許されない行為であっても,法的制裁は受けない。法は,明文化され,刑罰などの強制力をもって守らせる規範である。


■p.73 活用

問い 基本的人権と法律の関係を,公共の福祉から考えよう。

【解説】 憲法にもある通り,基本的人権は尊重されるべきであるが,無制限に権利を行使すると,他者の人権を侵害することも起きる。公共の福祉のために基本的人権は制限されるが,具体的な場面は法律から読み取れる。