p.28-29 宗教とのかかわり

問いの解答例・解説

■p.28 課題

問い 世界にはどのような宗教があり,それぞれの宗教にはどのような特徴があるのだろうか。

【解答例】 キリスト教・イスラーム・仏教のように普遍的な教えで世界中に広がった世界宗教や,ユダヤ教・ヒンドゥー教・神道のように特定の民族や部族を中心に信仰される民族宗教,そして自然や精霊を崇拝し憑依や呪術などをともなうことが多いアニミズムなどがある。


■p.29 確認

問い 三大世界宗教の開祖と聖典,基本的な考え方をまとめよう。

【解答例】 ・キリスト教……開祖:イエス,聖典:『旧約聖書』『新約聖書』,基本的な考え方:無償で無差別の神の愛(アガペー)を説く。
・イスラーム……開祖:ムハンマド,聖典:『クルアーン(コーラン)』,基本的な考え方:唯一神アッラーの前でのムスリムの平等や六信五行を基本とする。
・仏教……開祖:ゴータマ=シッダッタ,聖典:仏典(『スッタニパータ』など),基本的な考え方:ゴータマによる苦からの解脱を説く。自他ともに慈しみあわれむ慈悲を説いた。


■p.29 活用

問い 異なる信仰をもつ人々が安心して生活できるために必要なことを話しあってみよう。

【解説】 それぞれの宗教によって大事にしているものへの敬意や,禁忌しているものへの理解の気持ちが大切である。祈祷室の設置や食材の供給などもその一つである。