p.248-249 国際協力と日本の役割
問いの解答例・解説
問い 日本は国際社会のためにどのような貢献をしているのだろうか。
【解答例】 日本のODAは,かつては世界1位の金額を使っておこなわれていたが,現在は第3位(2023年)となっている。
問い 援助のなかでは,何が大きな割合を占めているのだろうか。
【解答例】 ODAのなかでは,低金利で長期間貸し出す「有償資金協力」が全体の60%を占めている 。
問い ODAにはどのような種類があるのかあげよう。
【解答例】 国際機関向けの資金協力と二国間の援助の二つに分けられる。このうち二国間の援助は,返済義務のない「贈与」と低金利の借金にあたる「無償資金協力(円借款)」に分けられ,さらに「贈与」には「無償資金協力」と「技術協力」がある。
問い 発展途上国に生活する多くの人々が望む援助はどのようなものか,話しあおう。
【解説】 発展途上国への援助の必要性が高いのは,少数の富裕層に対してではなく,大多数の貧困層に対してである。このような人々が望む援助は,衣食住などの普段の生活水準の向上や,人間開発指数の規準となる保険,教育,所得などの向上につながる援助である。