p.20-21 欲求と適応

問いの解答例・解説

■p.20 課題

問い 今,私たちは悩みや欲求に対して,どのように行動しているのだろうか。

【解答例】 実現に向けて努力したり,悩みを相談したりする。解決されない時には,別の目標を見つけるなど合理的解決をはかる。また,無意識のうちに防衛機制がはたらくこともある。


■p.20 資料1・Q

問い 自分に満足できないと感じるのはなぜなのだろうか。

【解答例】 自分で判断し行動する機会が増え,うまくいかない経験を重ねることによって,自分に満足できないと感じる。


■p.20 資料5・Q

問い フロイトとユングの思想の違いは何だろうか。

【解答例】 フロイトが個人のうちにある無意識に注目したのに対して,ユングは,人類など集団全体が共通してもつ無意識(集合的無意識)を説いた。


■p.21 確認

問い 防衛機制の種類を,具体例とともに三つあげよう。

【解答例】 ・嫌なことを忘れるなど意識の外に締め出す抑圧。
・「本当に自分がほしいものではなかった」などもっともらしい理由をつけて自分を納得させる「合理化」。
・勉強など社会的に価値あるものにエネルギーをむける「昇華」。 など


■p.21 活用

問い 集合的無意識の具体例にはどのようなものがあるか,話しあってみよう。

【解説】 古今東西の神話や物語で,似たようなキャラクターや話が登場していないかどうか考えてみよう。