p.188-189 公害防止と環境保全
問いの解答例・解説
問い 公害が発生した背景には何があり,現在はどのような対策が取られているだろうか。
【解答例】 公害が発生した背景には,高度経済成長の負の側面としての四大公害訴訟があるように,急激な経済発展がある。現在は環境基本法などをもとに,公害を防止するだけでなく,環境問題への対策もおこなわれている。
問い 公害対策基本法と環境基本法には,どのような違いがあるのだろうか。
【解答例】 公害対策基本法が公害対策の基本的な方針を示したのに対して,環境基本法ではその枠組みとともに,環境問題への取り組みなどを盛りこんでいる。
問い 公害対策と環境保全は,経済発展との関係をどのように捉えるかが難しい課題である。選択・判断の手がかりとなる二つの考え方を活用して主張を明確にし,自分の考えをまとめよう。
【解説】 経済発展と公害対策(環境対策)のどちらを優先するかという点は難しい。近年では脱炭素(カーボンニュートラル)などの環境対策をしながら経済発展をめざすものもある。経済発展はもちろん大切ではあるが,環境への影響が拡大すると,その復旧までに長い年月が必要となることも覚えておこう。
問い 公害防止と環境保全のためにおこなわれている国の取り組みをあげよう。
【解答例】 法律では公害対策基本法,環境基本法,環境アセスメント法などがあり,それに基づいてさまざまな規制をおこなっている。
問い 公害対策や環境保全と経済発展を両立させるためには,どのようなことが必要だろうか。
【解答例】 具体例としては,今日の世界で進む「脱炭素」の動きなどがある。「グリーンニューディール」とも称され,従来のエネルギー政策からの転換などに,新たな経済発展を求めていくものである。