p.166-167 バブル経済崩壊後の日本経済

問いの解答例・解説

■p.166 課題

問い バブル経済崩壊後,日本経済はどのように変化したのだろうか。

【解答例】 長期の不況のなかで,金融機関は不良債権をかかえ,日銀はゼロ金利政策などを実施している。このような状況からの脱却のためにも,構造改革や規制緩和が進められるが,非正規雇用増加や所得格差の拡大が起きている。


■p.167 資料3・Q

問い GDP成長率が2度,大きく落ちこんでいる。その背景を考えよう。
①2008~09年  ②2020年

【解答例】 ①前年にリーマン・ショックが発生し,世界同時不況に陥っている。
②2020年から,新型コロナウイルス感染症の拡大による経済の落ちこみが見られる。


■p.167 確認

問い バブル経済崩壊後の日本経済の変化をあげよう。

【解答例】 長期の好景気のなかでも,労働者の給料は上がらず,非正規雇用が増加し格差が拡大している。また。構造改革などにより新規産業をはじめとした経済成長が求められている。


■p.167 活用

問い 変化のうち,現在の日本経済の課題となっている点をあげ,p.154~213の学習を通して考えよう。

【解答例】 多様で柔軟な雇用とともに,労働環境を改善することで格差を是正し,購買力をあげていく。また,起業によって産業構造の変化に日本経済を対応させることが必要である。