p.156-157 労働者と権利

問いの解答例・解説

■p.156 課題

問い 労働者は,どのような権利をもっているのだろうか。

【解答例】 労働者は,契約自由の原則の下,どこでどのように働くかを自分で決めることができる。また,労働者は団結権・団体交渉権・団体行動権の労働三権をもっている。


■p.157 確認

問い 労働三権と労働三法をあげよう。

【解答例】 労働三権:団結権,団体交渉権,団体行動権
労働三法:労働基準法,労働組合法,労働関係調整法


■p.157 活用

問い 労働三権と労働三法はなぜ定められているのか,説明しよう。

【解答例】 私たちが生きる社会では,本来働く人と雇う人が対等な立場で自由に契約できる。しかし,現実は労働者側が不利になることが多い。そこで労働者側の権利として,労働三権が保障されている。この労働三権を労働三法で具体的に保障し,健全な労使関係になることが期待されている。

【解説】 まず労働者と権利を学ぶ際,契約自由の原則を確認したい。次に労働三権と労働三法がなぜ必要なのか,労使関係の現状,働く上での課題などをふまえて考えよう。