p.142-143 第二次世界大戦後の国際社会

問いの解答例・解説

■p.142 課題

問い 第二次世界大戦後の国際社会に起きた冷戦とは,どのような状況だったのだろうか。

【解答例】 アメリカを中心とする資本主義国と,ソ連を中心とする社会主義国とが,直接戦わないがあらゆる分野で対立していた。


■p.143 資料5・Q

問い 1989年と2024 年の地図をくらべ,気づいた点をあげよう。また,その変化は世界にどのような影響を与えたのだろうか。

【解答例】 かつてソ連の一部であった国や東欧のWTOの構成国が,NATOの加盟国になっている。その変化をロシアは自国に対する安全保障上の脅威と考え,NATOの拡大に歯止めをかけようとしたことが,2022年のロシアのウクライナ侵攻の一因となっている。しかし,ロシアのウクライナ侵攻を受けて2023年にフィンランドがNATOに加盟し,スウェーデンも加盟を申請するなど,かえってNATOの拡大をまねいている。
*スウェーデンも2024年にNATOに加盟した。


■p.143 確認

問い 冷戦期の米ソの代理戦争の例を二つあげよう。

【解答例】 ①朝鮮戦争,②ベトナム戦争


■p.143 活用

問い 冷戦とはどのような争いであったか,「イデオロギー」ということばを使って説明しよう。

【解答例】 アメリカを中心とし西側陣営は資本主義,ソ連を中心とした東側陣営は社会主義という「イデオロギー」の対立でもあった。