p.134-135 日本の安全保障体制の変容
問いの解答例・解説
問い 国際社会が変化するなかで,日本の安全保障体制はどうなっているのだろうか。
【解答例】 日米安保条約の対象範囲が,当初は日本領域のみであったのが,日本周辺へ,そして地球規模に拡大した。また,活動内容も個別的自衛権だけでなく,集団的自衛権も認められるなど拡大している。
問い ガイドライン改定の背景には何があるのだろうか。
【解答例】 冷戦構造を前提としたガイドラインであったが,冷戦終結後の世界各地の内戦や東アジアの軍事的脅威を背景に改定された。
問い 個別的自衛権と集団的自衛権の違いをあげよう。
【解答例】 個別的自衛権は自国への攻撃にのみ自衛権を行使できるのに対して,集団的自衛権は同盟国への攻撃にも自衛権を適用できる。
問い 新しい安全保障関連法制定の背景には国際社会のどのような変化があるか,説明しよう。
【解答例】 北朝鮮の核開発や中国の軍事力の増大など,東アジアを中心とする国際環境の変化への対応が求められている。