p.122-123 国境と領土問題

問いの解答例・解説

■p.122 課題

問い 世界や日本の国境をめぐる問題には,どのような背景があるのだろうか。

【解答例】 歴史的な理由などから,複数の国家が同一の土地の領有権を主張し国境が確定していないところでは,その領有権をめぐって国家間での対立・紛争が起きている。


■p.123 資料2・Q

問い 各条約がどのようなタイミングで結ばれたのか,その結果国境がどのように変わったのかを確認しよう。

【解答例】 現在の北方領土をめぐる国境を確定するための条約について,江戸時代から明治時代にかけては交渉によって結ばれたが,その後は,日露戦争や第二次世界大戦という大きな戦争終結後に結ばれた。有利な結果に終わった戦争後の領土は拡大したが,敗戦後は大きく領土を失うことになった。


■p.123 確認

問い 日本がかかえている領土問題をあげよう。

【解答例】 韓国との間の竹島問題,ロシアとの間の北方領土問題。

【解説】 尖閣諸島については,日本は「領土問題は存在しない」との立場をとっている。


■p.123 活用

問い 世界の領土問題の例とその背景を調べよう。

【解答例】 領土問題の例としては,パレスチナ問題,カシミール問題,ウクライナ問題などをあげることができる。背景にあるのは,宗教や民族の違いによる対立が最も大きい要素である。