p.28-29 宗教とのかかわり
要点の整理
(1) 世界の宗教
・世界宗教……民族や国境をこえて多くの人々が信仰 例:キリスト教・イスラーム・仏教
・民族宗教……ある民族や部族を中心に信仰 例:ユダヤ教・ヒンドゥー教・神道
・アニミズム……自然や精霊を崇拝し,憑依や呪術などをともなう
*日本は宗教を意識する機会が少ないが,宗教を背景とする年中行事や習慣は多い
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(2) 三大世界宗教
①キリスト教 聖典:『旧約聖書』『新約聖書』
・ユダヤ教の形式化した律法主義をイエスが批判。神の愛(アガペー)を説く
・十字架で処刑されたイエスの死をもって人類の原罪が贖われたと考えられている
②イスラーム 聖典:『クルアーン(コーラン)』
・最後の預言者ムハンマドによって伝えられた唯一絶対の神(アッラー)の教え
・神の前でのムスリムの平等が説かれている
・六信(神・天使・聖典・預言者・来世・天命)・五行(シャハーダ・サラート・ザカート・サウム・ハッジ)
③仏教 聖典:『スッタニパータ』など
・ゴータマ=シッダッタが悟りをひらいて説いた教え
・苦しみの原因は物事や人に執着することで起きると考える。慈悲の重要性を説く
・四諦(苦しみを正しく理解)と八正道(正しい道の実践)