p.26-27 多様な人々とのかかわり
要点の整理

(1) 多様性を阻むもの~偏見
①異文化の摩擦と共生
オリエンタリズム……西欧人が中東にもつ思いこみや偏見:エドワード=サイード(パレスチナ)
自民族中心主義(エスノセントリズム) ……自分たちがほかよりも優れているという考え
②理解を促すための類型化
ステレオタイプ→先入観や偏見の危険

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(2) 性の多様性
・男女の二分法による固定観念
→「体の性」と「心の性」・「性的志向」・「性別表現」の多様性の理解へ
LGBT……Lesbian(女性の同性愛者),Gay(男性の同性愛者),Bisexual(両性愛者),Transgender(出生時に割り当てられた性別と自認する性別が異なる人)
SOGI……すべての人がもつ性的指向や性自認の総称

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(3) 障害の多様性
・障害の内容は多様:一人ひとりの違い=「個性」
・配慮点:「個性」は生活上の支障になるものではないが,障害に対して適切な支援は必要

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(4) 文化相対主義と多文化主義
文化相対主義……文化は違いがあっても優劣はない
多文化主義(マルチカルチュラリズム)……たがいの文化や価値観などの多様性を尊重し,共存をめざす

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(5) ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)
・すべての人々を孤独や孤立,排除や摩擦から援護し,社会の構成員としてつつみ支えあう