p.238-239 私たちの地球を守るために
要点の整理

(1) 地球環境問題に対する国際的な取り組み
①国際会議
・1972年 国連人間環境会議(ストックホルム)
 「かけがえのない地球(only one earth)」をスローガンに人間環境宣言を採択
 UNEP(国連環境計画)を設立(本部:ナイロビ)
・1992年 国連環境開発会議(地球サミット)(リオデジャネイロ)
 「持続可能な開発」を基本理念とする
 気候変動枠組み条約,生物多様性条約,リオ宣言,アジェンダ21などを採択
・2002年 持続可能な開発に関する世界首脳会議(環境・開発サミット)(ヨハネスブルク)
 持続可能な開発の重要性を再確認し,ヨハネスブルク宣言を採択
②地球温暖化防止に対する取り組み
・地球温暖化防止京都会議(1997年)→京都議定書の採択(2005年発効)
 →2008~2012年までの間に,1990年の水準から一定量の温室効果ガスを削減する目標を決定
 →2013年以降も削減目標の継続が決定(日本は参加せず)
・第21回気候変動枠組み条約締約国会議(COP21,2015年) →パリ協定の採択 
 →気候変動枠組み条約のすべての締約国に温室効果ガスの削減目標の作成と報告を義務づけ
 →世界全体として,産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑える

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(2) 世界遺産を守る
世界遺産条約(1972年):地球の貴重な自然環境・文化財を世界遺産として登録し,保護している
・危機遺産……世界遺産としての価値が消失するおそれのある世界遺産

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(3) ラムサール条約
・ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)(1971年):水鳥の生息地保全のための湿地の生態系と生物多様性の保護が目的
・保護の対象:湿地,湖,池,河川,海岸,干潟など