p.208-209 これからの社会保障
要点の整理

(1) さまざまな国の社会保障制度
租税中心型(イギリスや北欧)……社会保障の財源は公費負担(税金)の割合が大きく,保障も手厚い
社会保険中心型(ドイツやフランス)……社会保障の財源は保険料割合が大きい。給付の水準は収入や保険料の支払いによって異なる
市場中心型(アメリカ)……公的医療保険制度は高齢者や障害者などに限られる。多くの国民は民間保険に加入し,自助努力が求められている

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(2) 日本の社会保障制度を持続可能にするために
・日本の社会保障給付額:北欧などの福祉先進国にくらべ低いが,国民負担率も北欧などにくらべて低い
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・今後,世界最速のペースで進む高齢化の進展とともに社会保障の受益を得るためには,私たち一人ひとりが社会保障費の負担をどうすべきかを考えていく必要がある

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(3) みんなが健康で暮らしやすい社会にするために
ノーマライゼーション……高齢者も障害者も,すべての人がともに生活していくことができる社会をめざす
バリアフリー……障害者や高齢者等が通常の生活ができるように,身体的,精神的な障壁を取り除く
ユニバーサルデザイン……あらゆる人が使いやすいデザイン