旧課程のデータを漢文ツールで編集するときの留意点

旧課程のデータに埋め込まれた訓点部分は漢文エディタ(弊社旧課程製品)で作成されたものであり, 本製品で開くことにより自動的に漢文ツールのデータに変換されます。
その際,複数行にわたる訓点を開くと,一太郎もしくはワード上で文字が小さく表示される場合があります。

これは,新課程漢文ツールでの自動改行に関する仕様変更によるものです。

旧課程:行の高さはオブジェクトサイズに合わせて自動的に制限
新課程:行の高さを任意に設定できるように変更

このため,旧課程のデータを開くと,改行位置まで行が伸びることになり, 結果,一太郎もしくはワード上でオブジェクト枠が紙面サイズに縮小されて表示されることになります。

以下の手順によって行の高さを制限し,保存していただくことで, 旧課程のデータも正しく表示されます。
お手数ではございますが,手動にて設定いただけますよう,お願い申し上げます。


現象と解消方法

現象

旧課程のデータを開き,漢文ツールで編集後に下記のような表示になる場合があります。
この場合,行の高さを制限することで正しく表示できます。
一行内に収まる長さのデータでは起こりません。

解消方法
  • 以下の手順に進む前に「漢文ツール」をインストールしてください。

1 漢文ツール編集画面を開きます。

  1. オブジェクト枠をダブルクリックする,または右クリックし[第一学習社 漢文ツールオブジェクトの修正]-[Open]から, 漢文ツール編集画面を開きます。
    • 説明の画面キャプチャには一太郎を使用しております。

2 漢文ツールで文書レイアウトを変更する。

  1. 書式の[文書レイアウト]を開きます。
  2. 行の高さを制限するをクリックし,チェックを入れ,任意の文字数もしくはmmを指定します。
    [OK]をクリックし画面を閉じます。
  3. 文書全体が指定した文字数もしくはmmにて行の高さが変更されます。
    [×]をクリックして編集画面を閉じます。
    • 文字数を設定するとフォントのサイズによってオブジェクト枠の縦幅が変わります。
      mmで設定するとフォントサイズに依存しません。

3 漢文ツールオブジェクトの表示を100%にします。

  1. 一太郎上でオブジェクト枠を右クリックし,[等倍に戻す]を適用します。
    • ワードではこの操作は必要ありません。
  2. 一太郎上で訓点部分が正しく表示されます。

以上で完了です。

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