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連載 「情報」の授業をより楽しく
エデュカーレNo.29より

第2回 僕のめざす情報の授業教育論
                 実践事例「自ら調べる自分の進路」
愛知県立瑞陵高等学校教諭 福田 健治

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1. はじめに ↑UP

前回,僕は情報の授業をより楽しく魅力的にするための授業の方法について述べました。ポイントは情報の授業課題として,「みんなの個性が出る,みんなの発見がある,異なった作品をつくること。また,それらの作品は,それぞれにやりがいがあり,深みがあること。作品を各個人がみんなの前で発表できること。さらに友達の発表を見て,刺激を受けたり感動したりできること。」を考えることでした。



2. 情報の授業でコンピュータを使う魅力 ↑UP

僕の授業では,毎時間コンピュータを使います。コンピュータを使用せずに情報の授業をされる方もみえるようですが,僕はその形態を好みません。2単位で年に60数時間しかできない授業において,コンピュータに触れない時間があるのはもったいないと考えるからです。魅力あるテーマを与えて,いかに生徒をのめり込ませるか。それがポイントだと考えています。そして,どんどんコンピュータを使わせます。それらの作業の中で,しっかりとした情報の収集能力,加工能力,発信能力が身についていくと考えています。



3. 生徒の学習理解度 ↑UP

テーマにもとづき個々が異なる作品をつくる授業を受けるなかで,生徒たちはどのように力をつけたでしょうか。下の表は,1年間の授業を通して,「それぞれの技術の習得がなされたか」についてのアンケート結果です。ほとんどの項目で,生徒が8割以上の理解を得ていることがわかります。

実践に重きをおいた僕の授業では,社会で必要とされるコンピュータの実践の基礎力がしっかり身につきます。これは理論に重きをおく授業より,作業時間が長いからです。また,リテラシー本の学習をみんなで一斉におこなうより効果があがると考えています。なぜなら,全員が異なるテーマで作品をつくっているため,自立して作業せざるを得ないからです。さらに,全員の前での発表があることで,作品の完成度をあげようと生徒の意欲が高まります。

コンピュータ操作GoodBadコンピュータ操作GoodBad
地図の読みこみ7525リンクをつくる方法8515
スキャナを使う9010デジカメ撮影とコンピュータへの取りこみ8713
プレゼンソフト(PowerPoint)の理解8218写真合成のやりかた8713
合計・平均・関数6931レイヤーの意味7426
グラフの作成7525フリーソフトのダウンロード8515
表計算ソフトの理解8218圧縮・解凍の意味7525
画像ソフトの理解8416アニメーション効果9010
GIFアニメのりくつ8614自動再生機能8416
GIFアニメのつくりかた8515画像・映像・データ解析・表現力8812
インターネットでの検索964発表する力7030
ホームページビルダー8713

数値は%

アンケート結果(1年間の授業で技術の習得ができたか)

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